2013年10月29日火曜日

中身も理想に近づきまして

外装の次は内装です。


角材だけの状態
断熱材を入れたところ


規模が小さいということもあるのかもしれませんが、とにかくテンポよく進んでいきます。
まだかな、なんて思っている次の瞬間には終わっていたり、と毎日新鮮でした。

この段階で、コンセント位置や照明位置は確定となります。
変なところにコンセントが無いか、照明の位置は合っているのか、現場監督です。
外壁のときも現場監督していましたが、ここはさらに気合いを入れていきます。

なぜなら、イメージの共有が中々うまくいかないからです。

「ここに、照明はこないんです。」
「コンセントはここには必要ありません。」

など、意思表示を沢山しました。

業者さん側でも色々考えてくださってのことだったので、意見しにくいなぁなんて思っていましたが、ここは学生といえどデザイナー!という根拠のない自信をもって対等に立たせてもらいました。




上の写真は石膏ボードを張り始めたころです。

何も壁がないところから、およそ10日間で石膏ボード取り付けまで進みました。
大工さんあっぱれです。プロからしたら当たり前なのでしょうか。個人的には驚きの速さです。

今回、店舗の梁をむき出しにしているのですが、石膏ボードが貼りにくそうでした。
外壁に引き続いて中でも、大工さんにご苦労かけました。

今回はここまでにしたいと思います。
次回も内装について書かせていただきます。
照明なども入ってぐっと店舗らしくなるはず・・・です!










2013年10月26日土曜日

見た目が理想に近づきまして


木工事も終わり、次は屋根と外壁に移ります。

ここから、実際に私のイメージした色が入っていきます。
色が入ることで、ぐっと建物らしくなり、自分の模型が現実に移り変わっていくドキドキでいっぱいです。

模型ってなんだっけという方は、祖父が乗り気になりましてを参照ください。

見積もりっで「この外壁材は高いよ。」と言われ続けてきたけれど譲らなかったくらい、外壁は今回のこだわりの一つであります。
どうしても、本物の木材で作り上げたかったのです。

色は、ウォルナット(ブラウン系)とシーダー(オレンジ系)という色を塗ります。

ということで、写真をご覧ください。

塗装途中の風景
私のイメージ通りの発色と木材の質感に、外壁工事中は毎日「イメージ通りです!」と大工さん達をべた褒めしていました。職人さん達のお力がなければ本当に実現できなかったなとしみじみします。

そして、屋根ですが、上の写真の破風と雨どいから分かるように、全面オレンジです。


この色にしたかった!という色がサンプルカラーの中にあり、よっし来てるなと思った記憶があります。
それでも、実際、貼ってみるまで、外壁と屋根の色合いがずれていたら・・・と不安もありましたが、大工さんも驚くくらい違和感はありませんでした。ひとまず安心。


今回の外壁工事で、大工さんに申し訳なかったことが、道路側に面する壁の窓をランダムに設計してしまったことです。
今回使用した外壁は、一枚一枚フローリングのようにはめていかなくてはなりませんでした。綺麗な縦縞を表すには、いちいち窓と窓の間の寸法を測り、裁断し、貼るという作業の繰り返しで、大工さん達も作業が面倒くさ、いや大変そうでした。

「あれ?今測った寸法なんぼだっけが~?」なんてセリフが飛び出すほど、数値はこまごまとしています。
そんな、デザインをしたのは私です、嫌にならず毎日来てくださってありがとうございます。
私なら、文句言って逃げます、ごめんなさい。
そんな気持ちでした。

まあ、申し訳ないと思いつつも、「窓を規則正しく開けろ。」と言われたら、即座に「嫌です。」と言ってしまうんでしょうけど。

そんなことを考えているうちに、窓のややこしさも乗り越え、無事に終わりました。
完成の写真は、建物すべて終わった時にお見せします。少々お待ちください。



2013年10月8日火曜日

父と躯体を眺めまして

今回は木工事についてお話します。

とにかく柱が建つまで、梁が架けられるまでが早いです。
毎朝起きるたびに「おおっ!屋根までもうある!」など感動している毎日でした。

基礎だけだと空間がどのように広がるのか感覚として捉えづらかったのですが、柱があることで狭いのか広いのか体感できるようになりました。


木工事途中

工事に入る前に決まっていたことではあるのですが、法律や保健所との兼ね合いで、洗濯機置き場が更衣室に変更になりました。

父と躯体を眺めながら、実際にその場に足を踏み入れてみました。
元は、洗濯機置き場。つまり、0.65m²ほどしか面積を確保していませんでした。
そこを更衣室に変えるなんて狭すぎます。
頭では分かっていましたが、木工事を終えて見てみると、笑ってしまいました。
人ひとり立つのでやっとじゃないか!
誰もがそう思われる空間です。

法律をかいくぐるためとは言え、なんだかなぁの一言です。
私が元からこのようにデザインしたという誤解だけのないようここで宣言しておきます。
これは、法律をかいくぐるための致し方ない手段です。



さて、木工事も終わり、窓をはめ込む工程に入ります。
今回、道路側に面する外壁には、ランダムに嵌め殺し窓が設置されるデザインになっています。


壁も何もない状態ですが、窓があるだけでぐっと建物らしくなるなと感じました。
毎回思うのですが、電信柱が邪魔です。
どうにかならないのか悩ましい日々です。

さて、次回は外壁、内壁工事に進みたいと思います。