開店早々何やらかしたんですか!と言われてしまいそうですが、
人助けならぬ、犬助けをしようとしたまでです。
何のことかというと、完了検査にむけて、こまごまとした作業を行っていたころの話。
父は最近、工事を見ていたり、打ち合わせの電話をしたりと、外にいることが多くなっていました。
ご近所の方も、工事が気になるのか、外に出てくることが多く、ご近所の会話も半年前より増えてきました。
そんなあるとき、4軒となりの幼馴染のおばあちゃんは、犬を連れてやってきたのでした。
「この犬みおぼえねぇが~」
父は見たことがなかったので「ないな~」と素直に答えます。
すると斜め向かいのおばさんが、「この犬はここら辺で見ねな!別なとっから迷い込んできたんだべ!」
となぜか突然会話に参入。
「ちょっと、警察呼んで、飼い主ば探すべ!」
とまで話を発展させてしまいます。
父は、空気を読んでしぶしぶ110番。
これで安心とおもったおばあちゃんとおばさんは、父に犬を任せて帰ってしましました。
なんて勝手な人たち。でもこれが地域を支えるおばあちゃんパワーなのです。
父は見たこともない犬と警察を待つはめになりました。
そんなとき、2軒となりのご近所さんが帰ってきて一言。
「あら、うちの犬逃げ出しったけのが~。みででけでありがどさま~。」
!!!!!!!!
なに?!2軒隣の家の犬だって?
父は内心そう思いながら、
「迷子の犬じゃなくていがったっす~。」
そんなことを言いながら、犬と別れました。
なんてことでしょう。警察が来る前に事がすべて解決してしまいました。
残されたのは、父のみ。
その後、無事警察の方がいらして、全貌を伺い、帰って行きました。
2軒隣の犬の顔くらい覚えておけよ!という警察の方からの声が聞こえてきそうですね。
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